松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

服部年宏選手(VERDY)

第4回 服部年宏選手(VERDY)

第4回目は長年プレイしてきたジュビロを離れ今シーズンからJ1昇格の為、VERDYへやってきた服部年宏選手です。彼は僕の高校時代の先輩で、その後もジュビロや代表などでも一緒にプレイしてきました。

彼の素晴らしいところはなんと言っても「頭の良さ」にあると思います。その中でも特に素晴らしいのが、オフザボールの動き(ボールを持っていない時の動き)です。サッカーでは、ピッチ内の22人の内、ボールを保持している選手は1人だけです。これはボールが一つしかないので当然でしょう。そして、1試合の中ではボールを保持していない時間の方が圧倒的に長く、この時が最も重要になってきます。例えば、ボールを奪いに行く時もいつ?どのタイミングで?どのポジショニングを取って?ということが非常に重要です。チームの戦術などで、予め決まっていることも多いのですが、服部選手の場合はチーム戦術を理解しつつも自分のプレイを出せるところがすごい。

高いレベルになると、取るべきポジションに1メートル誤差があるだけで致命的になることも多々あります。どんなにスピードを持っていても追いつかないし、世界にはもっと速い選手が山ほどいます。ゴール前などは特に気をつけなければいけませんね。FWは1メートルの余裕があればすぐにシュートが狙えるので、文字通り数センチの差になってきます。だからこそ「オフザボールの動き」というのが大切になってくるのです。

服部選手のプレイを見ていると、攻撃に参加するタイミングや、守備の時は相手の選手に対しての距離感やチームとして守る時のポジショニングが素晴らしいのです。長く選手を続けられる選手というのは様々な要素はありますが、「オフザボールの動き」が素晴らしいことが最も重要な要素の一つですね。ベテランになると当然スピードは落ちてきますが、今時分が何をすべきか、そしてチームの為にどうするべきかを理解している。グランド上ではいつも動きがある中でその判断を迫られる。この状況を自分の事だけでなくグループ、そしてチームの為に考えて出来る選手が必要になってきます。服部選手の素晴らしさはまさにそこにあると思いますし、VERDYが必要だったのはまさにそこの部分です。ラモスさん(VERDY監督)や哲さん(同ヘッドコーチ)も言っていました。彼が加入した事でかなりVERDY のサッカーが変わったと・・・。

シーズンが始まりましたが、VERDYJ1昇格へ向けて服部選手にはぜひ頑張ってほしいですね!皆さん服部選手の「オフザボールの動き」注目しましょう!

2007年4月


▲PAGE TOP


FELICE(フェリーチェ)サッカースクール&F.C.   ターキッシュエアライン   adidas アディダス   財団法人 日本サッカー協会   JリーグOB会   一般財団法人 TAKE ACTION FOUNDATION
Copyright (C) 2005-2014 サッカースクール&イベントコーディネート FELICE All Right Reserved.