松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

武田修宏さん

第32回 武田修宏さん

南アW杯予選ウズベキスタン戦は苦しい戦いでしたが、日本代表は見事に4大会連続のW杯出場権を獲得しました。

ただ──。厳しい予選を勝ち抜いたことは賞賛に値しますが、世界の舞台では、また違ってくるでしょう。
日本の力はどの辺りなのか。誰が日本代表の攻撃の軸となっていくのか。
元日本代表の武田修宏さんには、特に彼のポジションでもあったFWついて聞いてみたいと思っていました。

─タケさん、日本のFWと世界のFWを比べて、一番の違いって何だと思います?
「良香も南米でプレーしていたから分かると思うけれど、日本の選手はチャンスを作ることで満足している面がある。点は取れなかったけど0.3点分は自分かな、と自己満足をしているように見える。当たり前のことだけれど、0.3点をいくら積み重ねても、1点にならないんだよね」

─点を取る。これには重みがあります。
「そう。それを知る選手が、あまりにも少ない」

─現代表では岡崎慎司という若手FWが出てきました。彼は評価すべきだと思うのですが、他に武田さんが期待しているFWはいますか?
「それは、もちろん森本(貴幸、カターニア)でしょ。もの凄いプレッシャーのイタリア・セリエAでプレーしていることは、もっと評価されていいよね。イタリアの強固なDFと戦い、当たり負けしない身体も出来ているはず。今の日本代表に最も必要な選手だ」

─W杯でベスト4という岡田監督の目標については?
「お前はどう思う?」
─難しいと思います。
「そうだよね。力の差があり過ぎる。世界は、そんなに甘くない」

─南アW杯本大会でどこまで勝ち進めると思いますか?
「岡田さんになってサッカーの質は良くなっていると思う。ただ、今の力なら(本大会の)グループリーグを突破できないだろうね。もちろん、同じ日本人としては期待したいんだけれどね」

─足りないものは?
「選手たちが、もっと自分が中心でやるという気持ちを持ち、選手ひとりひとりがリーダーのつもりにならないと本大会は厳しいだろうね」

武田さんは、派手な印象があるのですが、実際は「サッカー小僧」。
サッカーの話をすると終わりません。
指導者としてピッチに戻りたいという気持ちもひしひしと感じました。

武田さんのような、得点感覚の優れたストライカーが今後、何人出てくるのか。
それが南アW杯の結果に繋がるでしょう。

このコラムは、6月12日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。

2009年6月


▲PAGE TOP


FELICE(フェリーチェ)サッカースクール&F.C.   ターキッシュエアライン   adidas アディダス   財団法人 日本サッカー協会   JリーグOB会   一般財団法人 TAKE ACTION FOUNDATION
Copyright (C) 2005-2014 サッカースクール&イベントコーディネート FELICE All Right Reserved.