松原良香コラム“サッカー人”

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高原直泰選手

第33回 高原直泰選手(浦和レッズ)

W杯出場を決めた日本代表ですが、ボク個人としては、ある選手の不在が気になっていました。

その選手とは──。
磐田時代の後輩であったタカ、高原直泰です。
08年にドイツのフランクフルトから浦和に移籍しました。
しかし、途中出場が多く、日本代表にもしばらく招集されていません。

元日本代表監督のジーコは、高原のことを日本屈指のフォワードだと認めていました。
そんな彼が今、何を考えているのか、尋ねてみることにしました。

─調子はどう? なかなか先発でフル出場をしてないけれど…。
「調子はいいですよ。ただ、途中出場は難しいですね。ゲームの状況を考えないといけないし、リズムも違います。本音を言えば、先発で出たいですね」

─今季から浦和は監督が替わった。ドイツ人のフィンケ監督はやりやすい?
「どういうサッカーをやりたいのか、それがはっきりしている。去年とは全然違いますね。選手としてやりやすいですね」

─タカは、監督の母国であるドイツでプレー経験がある。ブンデスリーガーとJリーグとの一番の違いって何だろう?
「もちろん第一はフィジカルの差ですよね。向こうの選手は身体が大きくて強い。そして、これはあまり注目されないことなんですが、実は技術が高いんです。技術の質が違うというか…日本人も上手いんですが、ドイツ人はプレッシャーのかかった中で正確なプレーができる。トラップやキックといった基本的なプレーの精度が高いですね」

─ちょっと聞きにくいことなんだけれど、W杯出場を決めたウズベキスタン戦は見てた?
「きちんとは見てないです」

─どう思った?
「うーん、答えにくいですね。予選を突破して本大会に進んだことは良かったと思いますよ」

─岡田監督になってから代表に呼ばれたことはあったけ?
「ドイツから帰ってきてすぐの時に呼ばれました」

─岡田監督ってどんな人だった?
「それまで不思議と接点がなかったんですよ。真面目な人のイメージがあったんですが、ずいぶん違いましたね。冗談も言うし、面白い人でした」

─今季の目標は代表復帰?
「いや、浦和でベストを尽くすことです」

─タカは日本代表に必要な選手だと思う。代表でのプレーが見たいね。
「そういって貰えるのは嬉しいです」

ボクが磐田でプレーしていた時、フォワードに中山(雅史)さんと元イタリア代表のスキラッチがいました。
途中出場が多かったのですが、そこに期待の新人としてタカが入ってきたのです。
スピードがあって技術が高くて、とにかく才能を感じました。
結局、ボクは出場機会を求めて移籍することになりました。

タカはまだ30歳。まだこれからです。浦和で、そして日本代表での活躍を期待しましょう。

このコラムは、6月24日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。

2009年6月


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