松原良香コラム“サッカー人”

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岡野雅行選手

第37回 岡野雅行選手(ガイナーレ鳥取/JFL)

岡野雅行さんは、僕よりも2つ年上です。Jリーグの試合では、何回も対戦しました。
ジョホールバルで決勝点を決めて日本代表を初のW杯(98年仏大会)に導いたのは今でも鮮烈な記憶として蘇ってきます。
その岡野さんが今月3日、JFLのガイナーレ鳥取への移籍を決めました。

─お久しぶりです。鳥取には慣れました?
「まだ2週間くらいだけれど、こっちは食事が美味しくて。水も美味しいから、ご飯の時間が楽しみで仕方がないよ」

─岡野さんは生まれは神奈川ですが、鳥取県の隣、島根県の高校(松江日大=現立正大学淞南)に通ってましたよね。
「うん。懐かしい感じがあるね。山があって、川があって、田んぼがたくさんある(笑い)」

─ガイナーレの前にいた香港リーグは、どんなレベルだったんですか?
「外国人選手を増やしてレベルを上げるという感じだった。うちのチーム(TSWペガサス)なんて8人も外国人選手がいたから、ものすごく結果を求められた。3試合続けてプレーが良くなかったらアウト!そんな世界だった」

─環境はどうですか?
「良くない。特にグランドが悪い。でも、僕のいたところは1、2を争う環境の良さだった」

─どの位の強さと考えていいですか?たとえばJ2くらいとか?
「外国人選手頼みだけれど、弱くはないよ。上位4チーム、きちんとした外国人選手のいるチームは、J1でもそこそこやれると思う」

─岡野さんも先月で37歳になりました。体力の衰えはありますか?
「言いたくないけど“疲れ方”が変わってきたね(苦笑い)。なかなか疲れがとれないんだよ」

─でも、足は相変わらず速い。
「それは負けないし、負けたくないね。足が速いなんて言っている奴には絶対に負けない(笑)」

─日本代表の監督はジョホールバルの時と同じ岡田(武史)さん。今の代表について、どんな感想を持っていますか?
「強くなったよね。安心してアジア予選を見られるようになった。ただ、試合の流れが良くない時に、ひっくり返すような奴がいない。(浦和DFの)闘莉王ぐらいかな。(オランダ・VVV所属の)本田(圭佑)も出てきたけど、もっと個性のある奴が欲しいよね」

─JFLも3週間のインターバル(次節は9月6日の仙台戦)をはさんで、いよいよ佳境に入ります。今季の目標は?
「もちろん、J2昇格!毎日を一生懸命にやっていれば、道は開ける。僕はいつもそう考えてやってきた。とにかくサッカー が好き。鳥取でも一生懸命やりたいね」

香港リーグでプレーしていた時、浦和レッズのサポーターが、何人も応援しにきてくれたそうです。
現地在住の日本人の方からも、良くしてもらったと聞きます。
岡野さんって人を惹きつける力があるんです。男気を感じます。

昇格を狙っている鳥取にとっては素晴らしい補強になったはずです。
これからの戦いが楽しみです。

このコラムは、8月21日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。(隔週金曜に掲載)

2009年8月


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