松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

前園真聖さん

第39回 前園真聖さん

今週、ビーチサッカー日本代表がポルトガル遠征を行っています。
その中には、元日本代表のゾノこと、前園真聖が入っていました。
ゾノは、一緒にアトランタ五輪に出場した仲間です。

遠征出発前、ゾノに「ちょっと話を聞きたいのだけれど」と電話すると「代表とは別に個人練習があるのでそこならば空いている」という返事でした。
練習場所の羽田空港近くのビーチサッカー専用グラウンドに行ってみると−−。
練習試合のメンバーにぼくもカウントされていました。
しばらく身体を動かしていなかったので、躊躇したのですが、結局参加してきました。かなりへとへとになりました。

─砂の上でやるから、もっと足を取られると思ったけれど、意外とサッカーに近いね。
「そうなんだよ。確かに、ボールをきちんと止める、蹴るという基本が上手くないとできないけれど、みんなのイメージとはずいぶん違うよ。ワンツーとかできるし、サッカーに近い。」

─ところで、ここんところ会う機会がなかったけれど、すごく痩せたね!
「痩せるよ!毎朝9時にビーチの練習があるから7時には起きてる。自然に11時半とかには寝るような生活になったんだもの。」

─11月の頭にアジア予選を勝ち抜いて、そのままワールドカップに突入というスケジュールだよね。日本はどこまで行けそう?
「それよりも代表に残れるかどうか。一回もビーチで公式戦に出たことがないんだよ。まずはラモス監督に認めて貰って、それでどこまで出来るか。一試合国際試合をやれれば、どの位できるかは分かると思う。」

─ラモス監督はどう?
「うーん。言うことは言う。でもやっていて楽しいよ。」

─今回、ビーチサッカーで現役に復帰したのは、やはりワールドカップというのが大きいのかな?
「そうだね。俺はサッカー選手としてワールドカップに出られなかった。だから、ビーチでもいいからワールドカップと名前のつく大会には出てみたいと思った。」

─代表のユニフォームを着るのは、10年ぶり?
「97年、フランスW杯の一次予選で外されたのが最後だから、もう12年ぶりかな。」

─ビーチもサッカーと同じで、ブラジルやポルトガル、スペインが強いんだよね。
「奴らはヤバいよ。砂の上なのに、普通にドリブルするからね。足腰の強さがハンパない。」

─ゾノも昔から体力あるよね。初めて会った時、高校生の時。何かの大会で、ゾノの鹿実(鹿児島実業)が試合に負けて、丸坊主の選手たちが炎天下で走らされていたのを覚えているよ(笑い)。あの蓄積があるんだろうね。
「うーん、どうなんだろうね(笑い)。確かに鹿実の時は良く走らされた。でも、城(彰二)とか、ヤット(遠藤保仁)にしても、プロになっている奴は、ウマく手を抜いて走るのをさぼっていた奴なんだよ(笑い)。」

─このワールドカップが終わったら、どうするの?次の目標とかあるのかな。
「今は目の前の大会しか考えていない。考えられない。ところで、ビーチのワールドカップはサッカーと違って毎年あるんだよ。どう、来年一緒に出ない?今日のプレーは良かったよ。全然出来る。」

─相当辛かったよ…。ちょっと考えさせて(笑い)。

ゾノとぼくが引退したのは、2005年。二人ともも本当は引退したくなかった。
チームを探しながら、練習場所がないので世田谷の砧公園を走って、トレーニングしていたことを思い出します。
今日、ゾノが楽しそうにボールを蹴っているのを見て、やっぱりこいつはサッカー小僧だなと思いました。

ゾノがいるならば……ぼくもビーチを考えようかな。
まずは、ラモス監督、ゾノのいるビーチ日本代表みんなで応援しましょう!!


このコラムは、10月24日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。(隔週金曜に掲載)

2009年10月


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