松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

松波正信さん

第40回 松波正信さん

下部組織が充実していることで知られているガンバ大阪。
売り出し中の宇佐美貴史はU17日本代表の中心選手です。
トップチームでも試合に出ている宇佐美をユース時代に教えていたのが松波正信。
ボクとは同い年で五輪代表で一緒にプレーしました。

―すごい選手がガンバから次々に出てくる。何か秘訣とかあるの?
「特別に“育てている”という意識はないね。選手自身に考えさせ、判断させる。これがガンバの育成に共通した考え。もちろん、選手のレベルに応じてアプローチは変えているけどね」

―若い選手を教えていて、自分たちと「違う」と思うことはある?
「やはり“うまい”ところだね。ボクは静岡出身の良香と違って(それほどサッカーが盛んではなかった)岐阜出身だったし(笑い)。中学で(年代別)代表に呼ばれても知り合いはいないし、いつもひとりぼっちだった。そんなボクを良香がいつも気遣ってくれてた」

―そうだったっけ?
「お世話になりっぱなしでした(笑い)。話を戻すと今の選手の技術は本当に高い。もっとも“プレッシャーがかかっていなかったら”という限定付きだけど。メンタル面が物足りないね。自分で“こうなりたい”という目標設定の出来ない選手もいる。何のために、誰のためにサッカーをやっているの? 本当に試合に出たいと思ってる? と思うことがある。ボクたちって、もっとギラギラしていた気がする」

―宇佐美たちに五輪の経験とか伝えた?
「いやぁ〜、彼の方が年代別代表で海外に行って試合をしている。ボクたちより経験値は高い。ただ、指導者が関わる部分は絶対にある。選手たちが必要と思ったときにきちんと手を差し伸べないといけない。だから、日々、一生懸命に勉強しながら、常に自分自身がレベルアップしないといけないと思っている」

松波とは14歳からの付き合い。
不思議なんですが、ボクはガンバと相性が良くて、対戦すると必ずと言っていいほど点を取っていました。
ある試合でボクがゴールを決めたことでガンバは負けてしまい、松波たちの乗ったバスが、怒ったサポーターに囲まれたことを今回のインタビューで初めて知りました。
その節はゴメンね(笑い)。


このコラムは、12月12日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。(隔週金曜に掲載)

2009年12月


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