松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

城彰二さん

第41回 城彰二さん

今、日本サッカー協会公認S級コーチのライセンス取得のために講習を受けています。
S級があれば、世界中で監督に就くことが出来ます。
講習で一緒になったのが城彰二。96年アトランタ五輪に出場した仲間です。

―改まって聞くのも照れるけど(笑い)、やはり目指すは監督だよね。
「もちろん! 指導者としてJのピッチに戻りたい。ゆくゆくは海外で監督をやってみたい。ボクたちは、日本サッカー界でいろいろとやらかしてきたでしょ。国内移籍でゾノ(前園真聖)が“自分勝手”と叩かれたり、ボクは初めてスペイン(バリャドリード)でプレーした。良香もウルグアイやクロアチアでプレーしたよね。アトランタ世代は日本サッカーを開拓してきたと思う。今度は指導者として新たな道を切り開きたいと考えている」

―海外で監督なんて考えてたんだ。彰二にとって理想の監督は?
「監督それぞれに良い部分と悪い部分があると思う。良いと思う部分を取り入れたい。良香も同じ考えだと思うけど、戦術やシステムの前にまずはチームをひとつにまとめることが大事。選手、スタッフが何でも言い合える環境じゃないとチームが壊れてしまう」

―ところで今の日本代表についてどう思う?
「岡崎や森本と面白いFWが出てきた。岡崎は成長したよね。彼は今の世代っぽくない。若い選手はボクたちよりずっとうまい。岡崎は下手くそだけど(笑い)。前は“何とかうまくこなそう”という意識があったように思える。最近はシンプルに自分の出来ることをやっている。FWは特殊なポジションだからね。ゴールを決めたらスター、外したらドン底。でも、それでいいんだよ。岡崎と森本からは“オレはゴールの快感のためにサッカーをやっている”が感じられる。うれしいよね」

―2人とも個性的だ。
「そう。ちょっと前の代表は、誰が出ても代わり映えしなかった。飛び抜けた選手が出てきたという感じかな。大体、今の選手、特に若手には個性がない。インタビューで話す内容も面白くないしね。だからサッカーにも魅力がない。あんまり試合を見たいって気が起きないでしょ(笑い)」

―オレたちは勝手し放題、言い放題だった。
「生意気だったね。遊んでるよね?と聞かれたら“遊んでますよ”と答えてた。どんなに遊んでも結果を残せばいいんでしょ。そう思ってたからね。選手は生意気を言って、それで実行出来なかったらメディアに叩かれる。そうそう、良香、日刊ゲンダイに言っておいてよ。選手をもっと叩いてって。叩かれて叩かれて、それで伸びていくヤツが本物だと思う」

振り返ると、彰二は仏W杯から帰国した際にサポーターに水を掛けられたり、強烈に叩かれたものでした。
オレたちはナニクソ!という負けん気に育てられたのかも知れません。
若手選手たちよ、ガンガン生意気言ってくれ!そしてグングン成長してくれ!

このコラムは、11月7日発行の日刊ゲンダイに掲載されました。

2009年11月


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