松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

遠藤さちえさん

第66回 遠藤さちえさん

2011年も最後の月になりました。
Jリーグも最終節を迎え、優勝はもちろん、昇格・降格争いも目が離せない時期ですね。
今年はザックジャパンのアジアカップ優勝で幕を開けましたが、なんと言っても最も沸いたのは、なでしこジャパンがワールドカップで優勝したことでしょう。
今年はサッカー以外のスポーツでも女性選手の活躍が目立った年になりました。
選手だけでなく、指導者や審判も女性が増えてきているサッカー界です。

今回のサッカー人は、降格や昇格争いも陰でずっと支えてきた女性、湘南ベルマーレ広報担当の遠藤さちえさんです。
さちえちゃんはベルマーレの在籍期間が選手やフロントも含めて一番長いと思う。
そんな彼女に初めて会ったのは、俺がベルマーレに加入した2000年の選手として脂の乗っていた時期だ。
プレーはもちろん、私生活も元気いっぱいの頃。
他にもゾノ(前園真聖)やシライ(白井博幸)、ユウゾウ(船越優蔵)と個性的な選手が多かった。
当時の彼女は広報活動だけでなく、選手のマネージャーなどもしていたから大変だったと思う。
選手もいろんな要求をしてしまうんだけど、彼女は選手のサポートをするのが本当に上手かった。
プロ選手である以上、メディアとの関わり方とかも大切であるのだけど、女性ならではの気配りでそういった周りとの繋がり作りや関係を保たせるというのも的確だった。

ベルマーレのイベントや練習に参加したりすることがあるから、年に数回は顔を合わせるけど、いつも「頑張ってね」と声をかけてくれる。
10月に行われたベルマーレレジェンド×SWERVESの試合ではピッチに入場するときにも「点取ってね」と言ってくれた。
やっぱり選手としてはそうやって一言だけでも言ってもらえると嬉しいし、更にやる気も出てくる。

そういえば今回のこのイベント。実は参加するにあたって「スパイクとタオルを持ってきてください」という資料をもらったので、ウエアは全て用意してもらえるものだと思っていた。
だけどロッカーに行ってみてビックリした。
隣だったヒデ(中田英寿)やテルくん(岩本輝雄)は自分でインナーシャツやウィンドブレーカーを持ってきていた。
ヒデたちに「良香、もう昔じゃないんだから自分で用意してこなきゃ。お金があるクラブじゃないんだから。」と言われてしまった。
確かにその通りなんだよね。
でもそこで困っていた俺に彼女はインナーを準備してくれた。助かったよ。

いつもベルマーレに顔を出してさちえちゃんを見るたびに和む。
笑顔で迎えてくれる。
今のベルマーレの選手たちも感謝しているんじゃないかな。
選手がプレーしやすい、過ごしやすい環境にするためにチームの手となり足となり縁の下の力持ちとして奔走している。
ベルマーレのホームページを見ても、様々な情報がほぼオンタイムで更新されている。
なかなか容易にできることではないよ。
だから俺は湘南ベルマーレには愛着があるんだよね。

現役時代にはいろいろ任せてしまうことが多かったけど、今では『もっと優しくしていれば良かったな』と思う。
昔は一緒に食事にも行ったんだけど、あの時もっと美味しい物でも食べに連れて行ってあげればよかったなぁなんて思うこともある(笑)。

長い付き合いなんだから、何か言いにくいことがあったら俺が代わりにクラブへ言うから相談してね(笑)。
今季はJ1昇格を果たせなかったけど、是非来年は昇格出来るように頑張ってほしい。
昇格したら美味しい料理をご馳走しないと!

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