松原良香コラム“サッカー人”

松原良香コラム“サッカー人”

茂木哲也さん

第84回 茂木哲也さん

今回紹介するのは、日本サッカー協会のコーディネーターであり、またエミトラベルというフランスの旅行代理店に勤めている、日本のサッカー界との関わりがとても深い、茂木さんです。

茂木さんはパリ在住で、フランスの方と結婚され、ずっとフランスで暮らしているためフランス語が堪能で、トルシエ氏とも交友関係がある頼れる人物だ。Jヴィレッジをつくる際にも尽力していただき、そういった意味でも日本のサッカー界に大きく貢献されている。

茂木さんと僕が知り合ったのは、サッカー協会の代表チームトレーナーの方からの紹介だった。2006〜07年の当時、僕はまだ引退したばかりで、訳もわからず無我夢中でやっている時だった。ちょうど力を貸してくれる人が必要であった頃だった。

その時にい良いタイミングで茂木さんを紹介してもらい、子供たちのフランスへの海外遠征が実現できた。その後もいろいろな仕事をするようになり、その中で茂木さんが山下恵太氏を紹介してくれた。

茂木さんと恵太さんと3人で、表参道で会ったときのことを覚えている。もちろん僕は恵太さんのことは知っていたし、恵太さんも僕を知ってはいたが、それまで直接会ったことはなかった。そこで会ったことがきっかけで、恵太さんがフェリーチェの事務局長として約3年半活躍してくれることにもなり、フェリーチェとしても、その後フランスのリヨンに遠征するようになった。茂木さんがいてくれたからこそ現実したことだ。

リヨンに行ったときには、子供たちに試合で特別にボールボーイをさせてもらうことができた。当時のリヨンにはあのベンゼナやプラーンもいたから、素晴らしい貴重な体験になったと思う。当時フランスにいた松井も呼んでくれた。あの海外遠征の記憶は今でも色褪せないし、子供たちにとっても、フェリーチェにとっても本当にいい経験だった。

僕は今でもフランスに行くことがあるけれど、なぜ行くかというと、やはり茂木さんがいるからだ。茂木さんは‘98年頃から、もしかしたらもっと前からサッカー界に関わっている人物だから、日本のサッカー選手、特に代表選手だった人はみんな茂木さんのことをよく知っていて、少なからず交流がある。

ヒデが「TAKE ACTION」を世界大会としてやった時に、世界選抜と日本選抜という素晴らしい対戦が実現したというのも、茂木さんがいろいろな人を紹介し、さまざまな面でサポートをした結果ということができるくらい、茂木さんの存在は大きい。

茂木さんの最も素晴らしいところというと、やはり信頼できるところだ。引き請けたものに関しては、もうこれ以上ないほどのクオリティ高い仕事をしてくれる。その代わり、できないものは「できない」とはっきり言う。だからこそ本当に信頼できると思えるし、引き請けてくれたときは最後まできちっと満足のいく完璧な仕事をする。他の人にはなかなか真似できることではない。

あともうひとつ、茂木さんのすごいところというと、経験豊富だからであろうが、気配りができ、目の行き届く範囲が広いこと。

この間も、ドイツ、オランダ、ベルギーと試合をすることになり、日本サッカー協会の大仁会長がヨーロッパに行かれたときのこと。茂木さんは横について大仁会長のサポートをしていた。会長のサポートを任されるくらいの方なので、その信頼感はわかるけれど、僕がこの間フランスに行った時も、夜の便で空港に着くと、待っていてくれた茂木さんが「簡単なものですが、お腹すいたでしょう」と言って、おにぎりと、卵焼きを現地の日本料理店で用意してくれていた。

それ自体は小さいことかもしれないけど、やはりそういう小さいことにまで心遣いができるということ、相手の気持ちをくみとり、もてなすことができるということは、本当に素晴らしいことだなと思うのと同時に、フェリーチェも、僕も、そういうふうにならないといけないと、心から思った。

茂木さんの仕事以外の面でいうと、本当に話が尽きない饒舌な人。それから行動力があり、ひとつの場所にじっとしているより、アクティブに動く、軽快さがある人。あとは声がとてもダンディで、フランス語で話をしているところは、電話で顔を見ないで聞いていたら、完全にダンディなフランス人だなと思うくらい。会えば容姿もダンディな日本人なんだけれども。

今までも茂木さんとはいろいろと仕事をやらせてもらってきたが、これからの話として、茂木さんと一緒に、ひとつ大きなプロジェクトをやる予定がある。茂木さんとやれるのであれば、プロジェクトはもう間違いなく実現していくだろう。今回は茂木さんのほうから一緒に仕事をしようって言ってもらえたのだが、僕がいつもこの人と一緒に仕事したいなと思っていた茂木さんから、そう言ってもらえたことは本当に嬉しい。

最近の話でいうと、以前紹介したクレールフォンテーヌ国立研究所(エリート選手育成機関)のシャトールー校長、ファブリス・デュボワ氏が来てくれた時も、茂木さんの仕事はパーフェクトだった。プロジェクトに関してはしっかりと慎重に進めていかなければいけないので、時間も当然かかるだろうが、信頼できる茂木さんと一緒に考えて進めていけるというのはとても楽しみだ。

最後に茂木さんへ。茂木さんはフランスで、私は日本で、ともに日本のサッカーのために頑張っていければと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。

▲PAGE TOP


FELICE(フェリーチェ)サッカースクール&F.C.   ターキッシュエアライン   adidas アディダス   財団法人 日本サッカー協会   JリーグOB会   一般財団法人 TAKE ACTION FOUNDATION
Copyright (C) 2005-2014 サッカースクール&イベントコーディネート FELICE All Right Reserved.