松原良香コラム mano a mano
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松原良香コラム mano a mano

松原良香コラム mano a mano

第12回 下山和大さん@

下山和大さん
今回は一輪車の世界で活躍している、下山和大さんです。日本や世界のさまざまな大会で優勝しているほか、シルク・ドゥ・ソレイユや自身プロデュースによる公演など、多様なパフォーマンスもおこなっています。

松原 まず、一輪車っていうと、競技としてはそんなに知られていないですよね。もちろん一輪車自体は、小学校のときに周りの子たちがやっていたので僕も知っています。そのときに僕もやったことはあるんですけど、そのときは乗れなかった。コツをつかんだら軽々と乗って楽しんでいる女の子たちはいましたけど。ただ、知っているのはそういう遊びとしての一輪車で、競技としての一輪車は、僕も正直言ってあまり知らないんです。下山さんの場合は、一輪車を始めたきっかけは何だったんですか?

下山 きっかけは、通っていた小学校に隣接されていた児童館があったんですけれども、そこにたまたま一輪車クラブがあったんです。僕は出身が青森なので、冬は雪が降って、校庭とか外では遊べなくなるんですね。その児童館では冬でも室内で遊べるものということで一輪車を取り入れていて、その児童館の一輪車クラブがたまたま、僕が入ったときにはもう全日本で何連覇とかしているようなクラブだったんです。それで、児童館に入った子どもは、基本的に遊びの一環で一輪車に乗るっていう環境がもうあったので、本当にもう、たまたま出会ったっていう感じでした。そしてみんなと一緒に遊ぶような感覚で乗っていたら、いつの間にか夢中になっていて、大会に出るようになっていました。

松原 それは何年生のときですか?

下山 1年生です。

松原 じゃあかなり長いですね。

下山 はい。もう20何年になりますね(笑)。

松原 初歩的な質問なんですけど、一輪車は何を競うんですか? スピード?

下山 一輪車は大きく分けると、レース部門と演技部門の2つの競技に分かれています。レース部門のほうはトラック競技で、100M走や400M走と、ほかに駅伝やマラソンもあります。演技部門のほうは、フィギュアスケートのように衣装を着て、曲に合わせて振り付けがあって技をやって、という感じですね。

松原 なるほど。下山さんは、どちらで世界一になったんですか?

下山 僕は演技部門です。フリースタイルで、何をやってもいい種目ですね。

松原 競技時間は決まっているんですか?

下山 はい。世界大会は4分間です。

松原 「世界大会は」ということは、世界大会と日本の国内大会とでは分かれているんですか?

下山 そうです。審査の基準もルールも少し違います。日本は結構独特で、《日本ルール》みたいなものもあるんですよ。

松原 なるほど。どうして分かれているんでしょうか。

下山 そこはたぶん、マイナーな競技の欠点ですね。そういうところが統一されていかなければ、普及もしにくいし競技としても確立していかないと思うんですが、そうは思っていてもなかなかうまくいかないというか、簡単にはいかないんです。

松原 なるほど、国際的な競技になるための環境がまだ整っていないというか。

下山 そうですね。連盟自体、それぞれが自分の道で、我流で進んでいるので。協会自体も、一輪車協会という組織がある国は世界で日本と韓国だけで、国際一輪車連盟というものも一応あるんですけど、持ち回りでネット上でやっているような状況なんです。そういう状況だと協会員の入れ替わりも激しいというか、そもそも本拠地が存在しないので、いろいろなことが決めにくい。日本でやってしまえばいちばんいいんですけど、なかなかそういう人材や経費というものが足りていない。そういう現状なので難しいんです。結果的に、国際は国際のルールが決まっていて、日本は日本でルールがそれぞれ決まっていて、国際のほうにそれを言っても「国際は国際のルールだから」っていうふうに突っぱねられてしまう感じになっています。実権が日本にはないので。

松原 なるほど。競技の普及において国際ルールに統一される、というのは重要なポイントですよね。

松原 僕は一輪車というものは知っていても、一輪車の世界ことは何も知らなかった。そして僕のような人はまだたくさんいると思います。だから今日はこうしてお会いできたのはすごくラッキーだと思うんですよ。どんな分野でも世界一になるというのはすごいことです。どうですか、世界一になってみて。

下山 そうですね、世界大会は隔年なんですけど、去年の夏にイタリアで世界大会があって、僕はもともと出る予定はまったくなかったんです。最後に優勝したのは17歳のときなんですけれども、その2000年の中国の大会で優勝して、それで一応現役はやめた感じだったんですよ。

次回に続く


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